ネゴシエーション

今日、EUに本社がある、某企業様に打ち合わせに出かけました。
ホームぺージを見たら、現地法人の社長はスイス人ということで
事前に“ドイツ語”を少し練習しました。
お会いした時に、ドイツ語であいさつをしたら印象が良いかなぁ…と。

そうしたところ…。

先月から社長が変わり、現在の社長は“インド人”。
別に国籍は問わないのですが、ちょっと拍子抜け[emoji:v-390]。

日本人マーケットを開拓したいということで
「日本人」を雇用したいとの事。

色々、具体的な人物像や条件を話し合い
最後に、成約手数料の話をしたところ…。

「今は景気が悪いでしょ? 値引きして欲しい」
「他のリクルート会社は、手数料はもっと安い」
「日本人は高額だから、成約したら大きいでしょ?」

などなど言うので、

「御社の条件で、候補者の紹介は出来ません。
理由は、今既存で取引している企業様は、当社の条件で採用を戴いています。
長い付き合いの方を大事にしたいので、
今回新規となる御社だけ特別というのは、不可能です。
また、日本人の採用は難しく、それに掛かる労力は多大です。
他の会社は手数料が安いということですが
でしたら、そちらの企業より採用したらどうでしょうか?」

と言ってしまいました。

実は、今日なかなか良い候補者の履歴書を持参して
先方も興味を示したのですが…

「当社の条件をご納得いただき、
契約を交わしてからとなりますので、
この候補者に面談の連絡をすることは出来ません。
今、お見せしている履歴書も、持って帰りますね[emoji:v-410]」

と言って帰ってきました。

こういう、値引の応酬は普通にあるのですが疲れます。
慣れない交渉、英語でのやり取り、聞き取りづらい発音…。
私も同行した社員も、肩が凝りました…。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

2001年2月、25歳の時にTJ Prannaraiをタイで操業しました。翻訳、通訳派遣、法律本の出版を行う会社を経営しております。会社経営と同時に2015年より泰日経済技術振興協会でタイ労働法の講師を務めております。2020年3月、日本大学大学院を修了しました。修士論文のテーマは「タイの日系企業における労務施策とその影響」です。

コメント

コメントする

目次