引越しの事前準備

タイ人の引越しは行き当たりばったりなことが多く
荷物をそのままトラックに詰め込む。
小物はまとめず、カバンとかにグチャグチャに入れる…
というのが普通です。

ただ、オフィスの引越しとなるとそういうわけにも行かず
事前準備が重要で、事前に準備をするのとしないのでは
当日の作業に差が出ます。

当然ながら家具もバラバラにして運び
搬入してから組み立てるという作業が入ります。

ただ、こういったことは誰もした事がないらしく
想像力がないのか、私の説明が悪いのか
10回ほど説明して何とか理解してもらいました。

事前準備はこのような感じです。

1.家具のリストを作る。

2.リストには家具のサイズ、個数を明記する。

3.家具に番号を貼る。

4.オフィスの設計図に家具の実寸を縮小したサイズで、配置をデザインする。

5.新オフィスに出向き、家具の位置をテーピングする。

今、この「5」までやっと進みました。

今日の午後からスタッフ3名が、
新オフィスに出向き、家具の位置にテーピングをする作業をしているのですが
4時間掛かったそうです。

もしテーピングがない状態で
タイ式で行き当たりばったりで引越しをしたら
1日で搬入作業が終わらないと思います。

このテーピングが、搬入時には役に立つでしょう。

あとは

1.書類は事前にダンボールに入れる。

2.ダンボールには番号を記載し、新オフィスにて同じ番号のところに搬入する。

3.分解した家具もダンボールに入れるので、
 ダンボールに番号を記載する。

こうやって段取りをしても、自分勝手に動くのがタイ。
引越しが完全に終わるまで、毎日お小言が続きそうです。

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この記事を書いた人

2001年2月、25歳の時にTJ Prannaraiをタイで操業しました。翻訳、通訳派遣、法律本の出版を行う会社を経営しております。会社経営と同時に2015年より泰日経済技術振興協会でタイ労働法の講師を務めております。2020年3月、日本大学大学院を修了しました。修士論文のテーマは「タイの日系企業における労務施策とその影響」です。

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