実務は思ったように出来ない~タイで起業した時に苦労したこと(10)

前回のタイで起業したワケの続きです。

私が起業したのは、

自分で自由にやってみたい

という思いが先にあって独立したのですが、

この

自由にやってみたい は、
言い換えると、

自分が実務者となって
自分のやりたいようにやりたい

もっと詳細を書くと

お客様に電話したり、
会いに行ったり、
メールでやり取りしたり
売上を自分で創ったり…
実際の仕事を好きなようにやりたい

でした。

ただ起業して、当初の頃は
会社の裏方的な仕事が80%で、
限られた時間で、
やりたいこと+裏方業務 になるので
思うように時間を使うことが出来ず、

自由にやりたくて起業したのに
裏方仕事が多くて
自分の仕事が出来ない!!


とフラストレーションが多く溜まりました。

裏方仕事とは…

経理関連、
法律関連、
税務関連、
社員の採用と面談、
オフィスの機器、メンテナンス
ビザの取得、更新

などなど…

今までこれらのことは、
既にあって当たり前、
誰かがしてくれて当たり前だったのですが
起業すると、
まず人材がいませんので
全部、自分でやらないといけません。

ゴミ箱を買う…

こんなこともありましたね。

ゴミ箱なんて、あって当たり前でしたから
気にも留めたことすらありませんでした。

法律や税務を教えてくれる人はいません。

自分で調べ、自分で実際にやってみて
時には間違えて、
痛い目に遭い…

“痛い目”は大体、金銭的なことです。

そうこうしていくうちに
あることに気が付きます。

自分で仕事をしたいんだったら
フリーランスでも良かったわけで
私は起業を選んだという時点で
考え、行動を改めないといけないんだ…

今までと同じ思考では通用しない…

“経営”をやってみよう…

そう思ってから、
起こること全て、
一つずつの出来事が楽しくなってきました。

起業を目指す方の参考になれば幸いです。

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(11月16日、オフィスから見えた夕日です)

【タイの記事はコチラです↓】

https://chifumimaeda.com/category/my-entrepreneurial-story

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この記事を書いた人

2001年2月、25歳の時にTJ Prannaraiをタイで操業しました。翻訳、通訳派遣、法律本の出版を行う会社を経営しております。会社経営と同時に2015年より泰日経済技術振興協会でタイ労働法の講師を務めております。2020年3月、日本大学大学院を修了しました。修士論文のテーマは「タイの日系企業における労務施策とその影響」です。

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