独身か既婚か・・・ 夫婦別姓が認められるタイ

会社を経営していると

いろいろな書類に目を通す機会が増えます。

 

 

そこで気になったのが

敬称について・・・

 

 

タイも欧米諸国と同様に

名前の前に

 

Mrs. とか 

Miss. とか

Mr. とか 着けます。

 

 

英語圏では、

未婚か既婚かを問わずに

女性に対しては Ms. を使う事が多いですが

タイでは明確に

既婚か未婚者かに分けられます。

(しかも女性だけ・・・)

 

 

既婚女性に関しては

นาง(ナーング:Mrs.) を使用し、

 

未婚女性に関しては

นางสาว (ナーングサーオ:Miss.) を使用します。

 

 

タイ語に、

英語の Ms. にあたるものはありません。

 

 

ここまでは、まぁ普通と言えば普通なのですが…

 

 

当社の社員に

 

夫と子供はいるけど

籍を入れていない社員がいます。

 

 

俗に言う事実婚…です。

 

タイでは、事実婚の人が多くいます。

 

法律婚にはこだわりません。

 

(なぜ、あえて事実婚にするのかは

別の機会に書きますが・・・)

 

 

 

当然、法律婚をしていないので

 

国民登録証(ID)には

Miss ○○○○ と名前が記載されます。

 

 

そうです…

นางสาว (ナーングサーオ:Miss.) のままです…

 

 

実は法律婚をしても

離婚が多いタイ..

 

既婚 → 独身に戻ったとします。

 

普通に考えると

 

Mrs .→ Miss. ですよね・・・

 

 

でも、独身に戻っても

.นาง(ナーング:Mrs.) のままで

นางสาว (ナーングサーオ:Miss.)にはならないのです…

(注:以前は・・・です)

 

 

 

数年前に民商法典が改正され

離婚した場合は、

旧姓に戻すことが出来

また Mrs .→ Miss. に

戻す事が認められるようになったそうです。

 

 

それまでは、

離婚しても旧姓に戻せなかったそうです。

 

 

以前は法律婚をしたら

女性は男性の氏を名乗る決まりでした。

 

 

現在では、

タイは夫婦別姓が認められ

旧姓のままか

夫の氏を名乗るのかが選べるそうです。

 

 

 

夫婦別姓が認められているという点では

日本よりも進んでいるように感じますし

家族観の違いもあるのかもしれません。

 

 

何かのご参考になれば幸いです。

 

 

 

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  ↑

永住権許可証に記載されている内容の一部です。

案の定「นาง(ナーング:Mrs.) 」って書いてますね。

 

 

 

 

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この記事を書いた人

2001年2月、25歳の時にTJ Prannaraiをタイで操業しました。翻訳、通訳派遣、法律本の出版を行う会社を経営しております。会社経営と同時に2015年より泰日経済技術振興協会でタイ労働法の講師を務めております。2020年3月、日本大学大学院を修了しました。修士論文のテーマは「タイの日系企業における労務施策とその影響」です。

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