【エッセイ】ノウハウを教えることは怖くないのか?

日本語とタイ語のエッセイ

みなさん、こんにちは。

私は毎月1回、日本語とタイ語のエッセイを会社のホームページに掲載しています。

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ノウハウを教えることは怖くないのか?(日本語ータイ語)エッセイ

今日のお話はノウハウを教えることは怖くないのか?です。

 

ここでいう「ノウハウ」は、個人が持つ知識、技術と考えてください。

会社の特許などではない…ということを前提に話を進めていきます。

 

先日、私と同じようにタイで会社を経営している人(仮に佐藤さんとしましょう)とお会いしました。

その際に「社員教育」の話しになりました。

 

佐藤さんのの会社は、ある特殊な装置をメンテナンスする会社です。

佐藤さんは、社員教育の際に、技術的な面はもちろんのこと、マーケティング、法令面、などなど…

広く教えているそうです。

 

しかし、あまり詳しく教えていない・・・という事でした。

 それで、なぜ教えないのか?と聞いた際に、佐藤さんに言われたのが、

今日のタイトルの「ノウハウを教えることは怖くないのか?」だったのです。

 

実は、この佐藤さんだけではなく、多くの部下を持つ方が、

自分が持つ知識や技術を教えることに抵抗がある方が多いようです。

もしかしたら、このエッセイを読まれている皆さんも同じように考えている方が

いらっしゃるかもしれません。

 

佐藤さんに、なぜ教えないのか?と質問した際の答えは、こうでした。

 

詳しく教えると技術やノウハウを持って出て行ってしまう。

だから、核心部分は教えていないし、教える必要は無いと思っている。

教えると自分自身の存在価値はもちろんのこと自社の特殊性も失われる。

私は、この話を聞いたときに、うーーーん・・・とちょっと考えてしまいました。 

私自身もタイ人の部下、日本人の部下がおります。

私の場合は、社員の国籍を問わず、私が持っているものは全て教えています。

相手の状況、立場、その知識が必要か否かにもよります。

また、相手に受け取る気持ちがあるかどうかでも、異なってきます。

できる限り、知識だけではなく、考え方や私が経験したことを伝えようとしています。

教えた結果として、相手がノウハウを蓄積し持って退職しても、全く問題ないと思っています。

私自身の頭の中(知識)、得てきた経験は、教えたからと言って全て得られるものではないからです。

 

また、経験上、何かを人に教えることが一番の勉強になります。

 

蓄積した知識、経験は、使ってみて初めて生きてくると思います。

またその経験もしています。

最終的にノウハウを教えたことで、相手の知識が増え、

その知識が世の中のお役に立ち、それが最終的に、タイ社会の発展、人類の発展になれば、経営者冥利に尽きる…

こんな風に思っています。

ノウハウを教えることは怖くないのか?

という問いに対しては、私は怖くないという結論になります。

何かのご参考になれば幸いです。

 

【エッセイ(タイ語)】

当社のホームページにタイ語のエッセイが掲載されています。

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この記事を書いた人

2001年2月、25歳の時にTJ Prannaraiをタイで操業しました。翻訳、通訳派遣、法律本の出版を行う会社を経営しております。会社経営と同時に2015年より泰日経済技術振興協会でタイ労働法の講師を務めております。2020年3月、日本大学大学院を修了しました。修士論文のテーマは「タイの日系企業における労務施策とその影響」です。

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