タイ人スタッフと一緒にいると、発言にドキっとさせられる事が多々あります。
これは昨日の昼食時の出来事です。
新入社員J:「今日のチャーハンのえびが古~い」
その他社員:「そぉ~??」
新入社員J:「ピー・オーン(オーン姉さん)、みた~い」
オーン:「何言ってんの(笑)。古いとそれなりに味が出るのよ!」
この“ピー・オーン”ですが、当社で一番古株の社員です。
ただ、年齢は29歳。
新人社員は今年の新卒者なので22歳です。
確かに29歳は、お姉さんですが、本人を目の前に「古い」とは…。
日本では普通、言わないと思います。
(絶対に言えない)
この会話の間、周りは発言に凍りつく訳でもなく
和気あいあいと和やかに、時には爆笑しながら、至って平和な空気が流れています。
どうも日本人とは感覚が違うようです。
「タブー」に対する範囲が違うようです。。。
日本のほか、多くの国が個人情報に対して敏感です。
タイでは、正直あまりこの事は気にしません。
「結婚しているの?」
「子供はいるの?」
「ちょっと太ったんじゃない?」
「その服はどこで買ったの? いくら?」
などなど、家族構成から体系、持ち物の値段まで遠慮なく聞きます…。
個人を大事にする国なので
太っていようが、独身だろうが、子供の有無は
“その人の個性”で話しが終わってしまうのです。
ピー・オーンの話に戻りますが
「年齢が上=古い」と言われて、腹に立たないのか?
と言いますと、
「29才なのは事実で、この会社で古株なのも事実だから」
とフツーに答えていました。
ただ、えびの鮮度と年齢を例えられたら
日本人だったら、普通はいい気はしないだろうな…と。
おそらく、人間関係がきちんと構成された関係だから成立する会話なのでしょうね。
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