法廷通訳と言う仕事

今朝、法定通訳の書類にサインをしました。
パスポートのコピーと会社の登記簿などを裁判所に提出する必要があったからです。

当社は通訳者を派遣する部署があるのですが
お客様は企業だけではなく、
裁判関係の通訳もあります。
裁判は民事の場合もあるし、刑事の場合もあります。

法定での通訳は、通訳者を登録する必要があります。
それは、「通訳の内容に嘘偽りはない」と承認する必要があるのです。

法定で、通訳を使うケースは多々あります。
日本人ータイ人の商売上の問題(詐欺、倒産、ものの貸し借り)や、
日本人同士の場合も、裁判官はタイ人であるため
通訳を解しての裁判となります。
通訳の出来次第で、裁判があらぬ方向に行く可能性があるので、
通訳は重要なポジションを占めます。

今回、裁判書類も当社のグループ企業の翻訳会社が翻訳をしました。
その文面も、“翻訳文は原本に順ずる”と証明をつけなければなりません。
それで、書類にサインをしました。

日本は判子の文化ですね。
タイは、サインをして、公的な書類とみなします。
正式な書類は、青ペンでサインをします。
自筆でサインをした事を証明するためです。
こういったところにも文化の違いが見れますね。

裁判…出来れば自分は関わる事がないようにしたいですね。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

2001年2月、25歳の時にTJ Prannaraiをタイで操業しました。翻訳、通訳派遣、法律本の出版を行う会社を経営しております。会社経営と同時に2015年より泰日経済技術振興協会でタイ労働法の講師を務めております。2020年3月、日本大学大学院を修了しました。修士論文のテーマは「タイの日系企業における労務施策とその影響」です。

コメント

コメントする

目次