労働コストはマレーシアの方が安い?

先日あるお客様と話しをしていたら
“生産ラインをマレーシアに移管する”
という話しを聞きました。

1社だけではなく、数社、こういう話を聞きます。

今更マレーシアに??? と思ったのですが
お客様曰く
「労働コストはタイよりもマレーシアの方が安いから」
と言われました。

よくよく話を聞くと、マレーシアは単純労働者として
ミャンマー人やインドネシア人を受け入れていて
一般工員として雇用した場合は、タイ人工員よりもコストが安いという事でした。

また外国人であることから労働組合に加入する事も無く
タイのようにストライキの危険性がないそうです。

タイの場合は、タイ人の雇用促進のため外国人の一般労働者の雇用は進みません。
ミャンマー、インドネシア、カンボジアなどから出稼ぎに来ている人がいますが
その多くがビザ・エージェントを通しての不法就労のようです。

タイでは3Kの仕事は嫌われるようで、
「なかなか雇用が難しい」と人事担当者は言います。
このまま行くとタイは労働者不足になってしまうのかなぁと。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

2001年2月、25歳の時にTJ Prannaraiをタイで操業しました。翻訳、通訳派遣、法律本の出版を行う会社を経営しております。会社経営と同時に2015年より泰日経済技術振興協会でタイ労働法の講師を務めております。2020年3月、日本大学大学院を修了しました。修士論文のテーマは「タイの日系企業における労務施策とその影響」です。

コメント

コメントする

目次