大学生の質が落ちた?

昨年より大学新卒者の採用活動をしています。

この採用は当社ではなく
A社(メーカー)より依頼され、採用の代行を行っています。
広告活動はA社が行い、
当社は応募書類の受領、採用試験の実施、採点を行っています。

このA社では、大学卒業者を工員として採用しています。
今までは高卒者を工員として採用していたのですが
工場内にある機械(数千万~数億バーツ)を度々壊し
その修理費だけで、年間数百万バーツになる事から
思い切って、給料は多少高くとも大学卒業者を工員として採用しよう!
と思ったようです。

A社の社長が考えたのは、

1.大卒は基礎学力があるので、
会社でトレーニングした事の理解度も高いので、
機械を壊さないだろう…(という期待)

2.工員として採用はするが、叩き上げの“職人”として教育したい。

3.大卒とは言え、就職できない人が多くいるだろう。

と考えたようです。

採用試験の実施に関してA社より注意事項がありました。
(何故こんな事をするのかが、後々判るのですが…)

1.応募書類は、タイ語と英語で自筆でその場で書かせる事。(制限時間20分)

2.算数テストの実施。(簡単な足し算、引き算、掛け算 など)

3.英単語のテスト

4.大学の卒業証明書は原本を見せてもらい、当社でコピーをとること。
 (本人持参のコピーは不可)

などなど…。

実際に応募者の方が集まり、当社で採用試験を実施したところ…。

英語で履歴書を書けない…。
大学名、誕生日、数字など英語で書けなかった…。

算数テストでは、「4×8」などの簡単な掛け算が出来ない。
制限時間内に、単純な足し算、引き算(5+7、13-7など)ができない。

大学の卒業証明書が偽造である…。

うーん…。
いつからこういう大学生が多くなったのかなぁ?と。

私がタイに来た当初は、大学進学率が5%未満で
「学士様」という状況でした。
大学に進学する事は一族の誇りで、
大学生は一族の期待を背負っていると言う感じさえしました。

現在では、進学率は22%を超えています。

12年ほど前に大学再編があり、師範学校が大学に格上げになったり
新たに公立、私立大学が設立され、大学数が増加したことも
進学率が上がった原因のようです。

現在では、国立大学24校、通信大学2校、
ラチャパット教育大(旧・師範学校)41校、私立大学60校となっています。

日本と大きく異なる点は、ほとんどの大学で夜学があり
誰でも学びたい時に学べる環境が整っている事でしょうか?

この10年間で、進学率が上がったのは良いことですが
基礎学力がない方が増えたのは進学率のせいでしょうか?

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