通訳者が幅を利かせて困っています

あるお客様から

「日本語通訳者が社内で幅を利かせて困っています」

と言われました。

製造会社の多くは、タイ人の日本語通訳者を多く雇用しており
通年で通訳者不足であることから
通訳者側の売り手市場の状態です。

そんな中“通訳者が幅を利かせる”
というのは起こるべくして起こったことだと思います。

その原因としては「日本語」という特殊技能があるために
使い手(日本人)が、
通訳者がいないと仕事が円滑に進められないということが起き、

通訳者が
「私がいないと仕事が出来ないでしょ」
と思ってしまうことにあります。

実際、工場などへ足を運ぶと
通訳者がいないと何も会話が出来ない…。
みんなが通訳者を待っている…という状況に出くわすこともあります。

また経営陣の重要な指示、命令は通訳者を通じて伝えるため
あたかも通訳者自身が
「自分が命令をしている=偉い」
と錯覚しまうことにあります。

他のタイ人従業員も
「通訳者に聞けば経営陣の事が判る」となってしまうと
必然的にその人の重要性が増してしまうことから
どうしても社内で幅を利かせることになってしまいます。

それを防ぐためには
「労使交渉」「昇給・査定の面談」「株主総会」など
人・物・金に関わる重要事項を
社内の通訳者にやらせないという対策を取っている企業が多くあります。

外部の通訳者を使うことで業務に徹しますし、感情も入りません。

外部の通訳者を雇用すると費用が高いとおっしゃる方もいますが
それはリスク管理費用として捉えることが重要ではないでしょうか。

また社内通訳者に対しても、使い方を工夫する必要があります。

お互い気分良く仕事をする上でも
関わり方が重要だと感じた出来事でした。

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