現地化か日本の味か?(ラーメンについて思うこと)

昨日ある会合に出席した際に
タイで日本のラーメンチェーン店のタイ側パートナーのA氏と話しました。

私が日本人と言うこともあり

「日本で一番の美味しいラーメン屋はどこ?」

と聞かれ、
ようは次に提携する企業を探しているようで
四六時中、頭はラーメンでいっぱいのようでした。

ここ数年、日本の外食産業のタイ進出は目覚しく
特にラーメン店、
その中でも“とんこつラーメン”を売りにしている
ラーメン店の進出が目覚しいです。

タイで日本のラーメンの価格は200バーツ前後のところが多く
タイのラーメン(バーミー、クッティアオ)は30バーツ前後と
たかがラーメンと言えども
日本と同等の金額で、日本よりも所得の低いタイで売れているとなると
かなりの利益率なのでは?と思います。

なんで、日本のラーメンと言うだけでこんなに高いのか?

と聞いたところA氏が言うには

「個人営業のラーメン店は知らないけど
日本から進出したラーメン店の麺は全部輸入だから」

という回答でした。

新しく進出してきたラーメン店の多くが
新規開店から半年くらいは美味しく感じるのですが
半年を過ぎた頃から美味しいと感じなくなり
それからまた年月が経過すると
明らかに「まずい!」と思うことが多々あります。

それを率直に話したところ

「日本人のラーメン職人がいなくなるから」

といわれました。

よくよく話を聞くと
タイ人経営者としては

(味などを)タイ人向けにアレンジしたほうが
もっと受け入れられるのに…とか

コストを削減するために、輸入食材を減らす…

などを考えるそうなのですが
日本人側が

「そんなことをしたらうちの味は守れない!」

と反発し、
その結果、ラーメン職人と喧嘩別れになる店が多い

という業界の裏話的な内容を聞きました。

私は思うに、
タイに進出してくる以上
ある程度の現地化が必要だと思います。

日本人としては、
日本と同じものを美味しいと自信を持って紹介し
それを広めるのは賛成です。

しかし、それがネックとなって
タイ人に受け入れられないのであれば
多少の現地化、日本とタイの融合は必要だと思います。

タイに進出した理由はいろいろあると思うのですが

「日本の味を日本にいなければ守れない」

と思うのであれば、海外に進出しないほうが良いと思うのです。

その味を味わう為に、日本にわざわざ海外から行く…
そうしたほうが良いと思ってしまいました。

ただ食文化…という面では
タイ料理を食べないタイ人が増えているようで
それは悲しいことです。

たかがラーメン。されどラーメン。

“麺食い”としては、
美味しいのであれば、どこの国のラーメンでも良いです…。

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