【タイ住む】在タイ20年目に突入~98年当時の暮らし

みなさん、こんにちは~。

在タイ20年目に突入しました。

私がタイに来たのは1998年5月・・・

 

1997年のアジア通貨危機、通称“トムヤンクン・ショック”があった後のタイです。

1998年にタイに来たと言う話をすると

アジア通貨危機は大変だったでしょう

と言われるのですが、

 

当時はタイの公立学校に勤務していて

周りが公務員ばっかりだったせいか

あまり経済危機が起きた…という感じはしなかったです。

 

今日は少し、私が来た1998年当時、どんな生活をしていたか?の話をしたいと思います。

 

 

私が勤務していた公立高校はサムトプラカン県バンプーと言うところにあります。

 

今ではBTSがサムトプラカン県サムロンまであり

バイパスも整備されバンコクに通勤する人のベットタウンといった感じです。

 

98年当時は、バイパスはなく、当然BTSはなくバスでひたすら

スクンビット通りを東に進んでいく・・・という感じでした。

学校から路線バスに乗り、バンコクのエカマイまで来るのに1時間半掛かった時代です。

 

バンコクはとても遠い場所…という印象でした。

今では雨になると傘を差していますが、

傘を持っている人は一人もおらずビニール袋をかぶっている人が多かったです。

 

しかも、裸足で歩いている人も普通に見かけていました。

赤いエアコンの無いバスが3.5バーツ

白と青の大型扇風機がついたバスが5バーツ

オレンジ色のエアコンバスが

距離に応じて7~18バーツでした。

屋台の食事は10~20バーツが相場でしたね。

 

私は学校の敷地内にある職員寮で暮らしていたのですが

いつの時代なのか・・・と思うくらい昔ながらの生活でした。

水道がまともに出ず、何度も断水するため、水は大型のポリバケツに溜めます。

 

寮には、温水器が無いので基本は水浴び。桶から水を汲みます。

シャワーはあるのですが断水のためほとんど使えず・・・。

 

初めて寮に来た日にもらったものが布・・・

サロンと呼ばれる水浴びする時に身体に巻く布です。

家で水浴びするから要らないだろうと思っていたのですが、

タイの学校は朝早く始業…終わるのが15:00前…

学校が終わると先生たちは明るいうちに洗濯をします。

ちなみに洗濯機は無いので洗濯板とたらいでゴシゴシ・・・

女子寮の前にある駐車場で井戸端会議+洗濯…

しかも洗濯物は絞りません・・・ベチャベチャのまま干します。

なので服が伸び伸び・・・

ちなみに・・・下着からジャケットまで、はたまたジーンズまで

全てにアイロンを掛けます・・・

 

当然、洗濯時に濡れますのでそれで、サロンを巻いての洗濯なのです。

ついでに水浴び…

身体に巻いた布をボディータオルが如く布の上から身体をゴシゴシ・・・

こうやって身体を洗う人はもういないと思いますね・・・

驚くことばかりでしたね…

 

ちなみに食事は、ほぼ毎日、誰かの家にご招待・・・

厳密に言うと夕食をとっている家の前を通ると

ご飯食べた?

と聞かれ 「まだ~」 と言うと

一緒に食べよう

と誘われ、そのまま食事・・・

 

そのうち、慣れてくると、自分でおかずを買って

同じ寮の気の合う先生の家に行って持ち寄りで食事・・・

さながらポットラックパーティーです。

 

このときに一番驚いたのが、他人の家の冷蔵庫を勝手に開けて

水やジュースを普通に飲みます・・・

まず、家に入ったら、冷蔵庫へまっしぐら…

私も同僚の先生が家に来て、いきなり冷蔵庫を開けた時はかなりビックリしました・・・

そのうち慣れて、自分もやるようになるんですが…

まぁ、毎日驚きの連続でしたね…

 

こんな感じで1年間、タイにどっぷりと生活しておりました。

 

・・・が、周りがイサーンの中のイサーンと呼ばれるロイエット県出身の方が多く

私に「タイ語を教えてあげる」といって

イサーン語を教えてくれました・・・

未だに、そこそこイサーン語が判ります。

 

これが役立ったのは永住権のインタビューの時です。

(その時の様子)

女社長の海外起業と経営・日常生活...
タイ永住権-申請後のインタビューは何を聞かれるか | 女社長の海外起業と経営・日常生活を語るブログ みなさん、こんにちは。 2001年、25歳の時にタイで起業した前田千文です。 「女社長の海外起業と経営術を語るブログ」にご訪問頂きありがとうございます。 前回は、『タイ...

 

そういえば・・・タイに来てすぐデング熱にもなりました。

しかも2回も・・・

 

この19年を振り返ると、いろいろありましたが楽しい事が多かったですね~。

 

タイとタイ人の温かさ、懐の深さで、こうやって今も生活させていただいております。

 

ご縁があり会社経営もさせてもらっているので

ご恩をお返しできればいいなぁ…と思っています。

 

・・・と、今日はタイに来た当初の生活を降り返ってみました。

 

ちなみに夫は・・・在タイ40年が経過しました。

 

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この記事を書いた人

2001年2月、25歳の時にTJ Prannaraiをタイで操業しました。翻訳、通訳派遣、法律本の出版を行う会社を経営しております。会社経営と同時に2015年より泰日経済技術振興協会でタイ労働法の講師を務めております。2020年3月、日本大学大学院を修了しました。修士論文のテーマは「タイの日系企業における労務施策とその影響」です。

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