●ドゥアン・プラティープ財団の奨学金授与式へ

 

みなさん、こんにちは。

 

前田千文です。

 

 

先週の金曜日の午後はS女史と共に

 

ドゥアン・プラティープ財団の

 

奨学金授与式へ

 

行ってきました。

 

 

 

~~~~~

【私のモットー】

 

企業活動を通じて

人々の意識進化に貢献する

~~~~~~

 

 

プラティープ財団は40年間

 

バンコクのクロントーイ・スラムで

 

教育支援を行なっています。

 

 

 

 

 

劣悪な環境と呼ばれる

 

クロントイ・スラムですが

 

そこで暮らす人々は

 

一生懸命生きていると感じます。

 

 

 

 

 

 

 
授与式では、
 
スラムで育ち、
 
そこから自立した方の
 
スピーチを聴く機会がありました。
 
ここにご紹介いたします。
 
 
【クリアンクライ・パラソンティさんのスピーチ】
 
 
みなさん、こんにちは。
 
 
私は劣悪な環境と呼ばれる
 
クロントイ・スラムで生まれ育った一人です。
 
 
母は一皿ご飯を作って生計を立て
 
私は小学校から中学校まで
 
パッタナー共同体学校で学びました。
 
 
スラムにあるどうしようもない学校
 
というイメージで有名で
 
しかも、
 
スラムの子と軽蔑の目で見られる感じでした。
 
 
その後、スラム街の外の学校に
 
通学していた時には
 
自分がクロントイ・スラムの出身だから
 
誰も仲間に入れてくれないのではと思い
 
言いそびれていました。
 
 
確かに
 
悪いことをしている人もいますが、
 
自分たちは
 
何も間違ったことをしていないのだから...
 
 
と常に自分に問いかけました。
 
 
スラムの子供だから、どうなんだ?
 
立派に成功できないのか? 
 
 
 
今にやってみせる! と決心。
 
 
そして、今、
 
私にとってスラムは自慢のスラムなんです。
 
 
私が中学3年の時に書き綴ったノートには
 
 
『自分は博士課程まで勉強する』
 
『将来は教師になる』
 
 

とありました。

 

 

これが、

 

スラムに住む一人の子供の夢でした。

 

 

まさか自分の夢が実現できるなど

 

思ってもいませんでした。

 

 

誰もがただの夢でしかないと・・・。

 

 

私はいつも

 

今までのことを振り返ります。

 

 

 

現在、ラチャモンコン工科大学バンコク校で

 

准教授の職に就き

 

そして

 

キングモンクット工科大学ノースバンコク校の

 

博士課程に進学します。

 

 

何が私をこうさせるのか・・・

 

 

それは

 

『チャンス』なのです。

 

 

小学校1年生の時に

 

プラテープ財団を始め

 

ご支援者の方々から

 

教育奨学金を得てきたというチャンスなのです。

 

 

今日、この会場に来ている

 

奨学生の皆さんも

 

私も同じなのです。

 

 

 

自分の将来のために

 

チャンスを掴んで勉学に励んでください。

 

 

 

人は平等に

 

一つの頭、二本の手、足を持ち

 

誰もが24時間あります。

 

 

ただ、

 

『チャンス』と『努力』のみが違うだけなのです。

 

 

自分を信じ、

 

前進していくことです。

 

 

 

スラム出身でも

 

可能性が充分にあること。

 

それ以上かもしれません。

 

 

社会でピカッと光るダイヤモンドになりましょう。

 

 

~~~以上~~~

 

 

私もこのスピーチを聴き

 

改めてさらに頑張ろうと思いました。

 

 

今週も明るく頑張りましょう!

 

 

 

~~~~

読んでいただきありがとうございました。

応援宜しくお願い致します。

 


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この記事を書いた人

2001年2月、25歳の時にTJ Prannaraiをタイで操業しました。翻訳、通訳派遣、法律本の出版を行う会社を経営しております。会社経営と同時に2015年より泰日経済技術振興協会でタイ労働法の講師を務めております。2020年3月、日本大学大学院を修了しました。修士論文のテーマは「タイの日系企業における労務施策とその影響」です。

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