その通訳はスパイかもしれない

今日のタイトルは

その通訳はスパイかもしれない です。

3月も最後の日になりましたね。
当社は起算日が4月始まりなので
今日で2015年度が終わりです。

今年度はいろいろなところで
労働法のセミナー講師をする機会に恵まれました。

その際に、日本人の現地法人社長、人事部長などと
お話しする機会があります…

中には労働組合がある会社も多いですね。

その時に気になったのが…

うちの通訳は在職年数も長くて
日本語も上手で、
日本文化、企業文化を理解しているから大丈夫です

と言うことば…

正直、大丈夫なんでしょうか…

と思ってしまいます。

多くの日系企業では、
意思疎通に問題があるため
社員としてタイ人で日本語を話す人を
通訳者として雇用しています。

大丈夫なのか?

と思う理由は

労(労働者:働く社員全員)
使(使用者:経営者、社長などの権力者)
関係…

と立場を明確にした際に

通訳者も労働者の一人であることには変わらない

と言うことです。

普段の仕事では
通訳者に活躍いただくのは良いと思います。

しかし

労働組合などの交渉の場で、
利害関係がぶつかり合う場で、
日本語ができるからと言って
労働者であり組合員かもしれない人に
通訳をお願いするのは
危機管理としては問題なのでは…

と思ってしまいます。

労働者側にとって不利となる情報…

それって、情報が保全できてますか?
情報がリークされていませんか?

何かのご参考になれば幸いです。

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この記事を書いた人

2001年2月、25歳の時にTJ Prannaraiをタイで操業しました。翻訳、通訳派遣、法律本の出版を行う会社を経営しております。会社経営と同時に2015年より泰日経済技術振興協会でタイ労働法の講師を務めております。2020年3月、日本大学大学院を修了しました。修士論文のテーマは「タイの日系企業における労務施策とその影響」です。

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