【労働法セミナー】解雇(事例・判例)~解雇トラブルを学ぶ

目次

タイ労働法セミナー(前期)終了のご報告

昨日は午後から労働法のセミナー講師でした。

昨日の講義をもちまして2017年前期の講義は終了致しました。

 

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テーマ:解雇トラブルを学ぶ

今回のテーマは、解雇(事例・判例)~解雇トラブルを学ぶでした。

1回目、2回目の受講者の多くが引き続き3回目の受講となり、

参加人数に大きな増減がなかったため

みなさんが実務で抱える課題や疑問に沿った内容で講義を構成しました。

 

当初予定していた「解雇」に特化した内容ではなく

より幅広い内容での構成となりました。

講義概要は以下の通りです。

 

労働法セミナー講義概要

1. 前回までの振り返り

~労働者保護法と就業規則の関係性

~労使間の契約書とトラブル

 

2. 解雇に関する労働法

~タイにおけるレイオフとリストラの概念

~日本-タイの比較

 

3. 労災(日本-タイの比較)

~定義の違い、事例・判例

~海外出向者の労災

 

4. ケースステディー

~事例、判例、過去の参加者のケース

タイ労働法セミナーに参加して得られるメリット

法律を学ぶことは大事ですが、法律家などの専門家になるわけではないので

以下のポイントに重きを置いて講義を構成しています。

1. 学んだ法律を実務で使うことが出来る。

2. 学んだことを応用し、法的視点と実務の双方から考える事が出来る。

3. 法律は複雑に絡み合うことから、多方面から捉え、対処する事が出来る。

 

こういったことを最終的な着地点として考えています。

 

また“法律”と言いましても、法律だけを知っていれば良い・・・

というわけでは無いと考えます。

 

それぞれの立場…例えば、経営者、社員、司法、家族の立場などなど

その人の置かれた状況により、物の捉え方、状況が異なります。

 

法律、判例、実務で異なるケースも多く、当然ながら矛盾も多いことから

その矛盾も踏まえ、お伝えできればと考えています。

2017年度の後期日程ついて

2017年前期の講義は終了致しました。

後期の開催は10月開始となります。

 

毎回思うのですが教えるということを通じ私自身が学ぶ事が多く、

たくさんのことに気付かされます。

 

タイで実務を行う一人のビジネスパーソンとして

私の知識や経験が役立つのであれば、それはとても嬉しいことだと思います。

後期もしっかり準備して臨みます。

ありがとうございました。

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タイ労働法セミナーの概要

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この記事を書いた人

2001年2月、25歳の時にTJ Prannaraiをタイで操業しました。翻訳、通訳派遣、法律本の出版を行う会社を経営しております。会社経営と同時に2015年より泰日経済技術振興協会でタイ労働法の講師を務めております。2020年3月、日本大学大学院を修了しました。修士論文のテーマは「タイの日系企業における労務施策とその影響」です。

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