今日は朝からビザの更新のため入国管理局へ。
その後建設会社に勤務するOさんと昼食。
彼女のおめでた話(妊婦さんです)を聞き
まったりした気分で会社に戻ったところ…
アーチャリー部長と泣き顔のメイさんがいました。
「お客様からのクレームです。
社長、先方の社長にお電話して頂けないでしょうか?」 と。
ここから先、登場人物が多いので“配役”を記載します。
1 お客様:アイさん
2 アイさんの会社の社長:佐藤さん
3 通訳者:ナロンさん
4 ナロンさんのお母さん
5 佐藤さんの前任者:木村さん
の他に当社の社員たち。
私が会社に戻った数分前に、某大手メーカーのアイさんから
電話がありました。
電話は通訳派遣の担当者のメイさんが受け取りました。
アイさんは
「一体どういうことなんですか!
通訳者のナロンさんから当社の社長である
佐藤に直接クレームの電話がありました!
どうなってるんですか!!!」 と。
8月22日、当社は通訳者を派遣することになっています。
数年前にナロンさんはこの会社に通訳者として1日勤めたことがあります。
しかし今回は佐藤さんの希望で
別の通訳者を派遣することになっていました。
ナロンさんは
以前自分が行った通訳に問題があったのではないか?
と思い
以前もらった名刺の社長直通電話に電話をし
理由を聞こうと思いました。
ただ、佐藤さんは2週間前に着任したばかりで
それを知らないナロンさんは
前任者である名刺をいただいた木村さんだと思って
電話をかけたのです。
「もしもし、通訳者のナロンです。
以前、僕が行った通訳は何か問題があったのでしょうか?」
電話を受けた佐藤さんは
「あれ??? アイさん!!
日本語を話すタイの人から電話!!
ちょっと変わって!」
当然、着任したばかりなので何もわかりません。
アイさんが電話を受けたところ、
当社から派遣された通訳者が直接社長である佐藤さんに電話をかけてしまったので
それで”常識がない!!”
と怒り心頭になり
突然、当社に電話をかけてきたのです。
アイさんの剣幕にメイさんはびっくりしてしまったのでしょう。
電話中に泣き出してしまったようなのです。
その時に私が帰ってきたのです。
私から佐藤さんとアイさんに電話を入れました。
社長は、まだ来て間もないのに
タイ人からの電話に驚いてしまったこと。
アイさんは、通訳者が新任の社長に直接電話をしたこと。
それでただただ、驚いてしまったようです。
ナロンさんは、
「なんで今回の通訳が自分ではないんだろう?」
と考えていた時に、お母様から
「直接、木村社長に聞いてみたら?」
とアドバイスを受け電話をしたら
実は木村社長は帰任していて
それを知らず、佐藤さんに電話をしてしまったのです。
それぞれが何とか事を理解し、平穏になったと思ったら
ナロンさんのお母様から私に電話がありました。
「うちの息子が、ご迷惑をおかけしたようで、、、
本当に申し訳ありません」
それから15分ほど話をし
「息子はわがままでして、、、
これからもビシバシ鍛えてあげてください」と。
ナロンさん、、、もう40代なんですけど、、、
メイさんが大泣きした事は
彼女がベテラン社員になった時に
新人社員の前で話してやろうっと!
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