突然のお葬式

突然、同じロータリークラブのNさん(タイ人男性・50代)より
お母さんが亡くなったのでお葬式に来て欲しいと言われました。[emoji:v-390]
タイもお葬式では喪服か黒い服装です。
この日に限って、明るいブルーの服だったので
急遽着替えを取りに行き、お葬式に向いました…
Nさんには「お悔やみ申上げます」と伝え席に着きました。

しかし、ここはタイ。
日本人が想像するお葬式とはか~な~り、かけ離れていました。
それは、お葬式が始まる前から始まってました。
会場まで向かう途中、歩いていると
「スズキィ~! スズキィ~!」と叫ぶ声。
呼び主は同じロータリーのメンバー。
どうも私の名前をど忘れしたらしく
「たしか、何かバイクの名前だった」と覚えていたのでしょう。
それで、「カワサキ」ではなく「スズキ」と呼んでしまったようです[emoji:v-402]

お葬式が始まり、読経が始まりました。
が! みんな手を合わせますが、大きな声で雑談しまくり!
「最近どうしてた?」「体調が悪くてさぁ~」などなど…
読経が終わっても同じペースで話します。
しかもみんな、年のせいで耳が遠いのか大きな声!

そんな中Nさんの奥さんが挨拶に来ました。
彼女にとっては義理のお母さんが亡くなったのですが…
抑えきれないほどの笑み[emoji:v-411]
しかも握手をしながら
「もう笑いが止まらないのぉ~~[emoji:v-411]」と。
歩く姿も弾んでいました[emoji:v-388]

タイでも嫁姑問題はあります。
きっとこの奥さんはお姑さんとあまり折り合いが良くなかったのでしょう。
ただ、あの喜びようは写真に収めたいほど
日本人から見るとショッキングな姿でした。

最後に、長い事周りに不幸がなかった私は
香典を忘れてお葬式に行ってしまいました[emoji:v-406]
同じような人が周りにいたのでまだましだったのですが
タイ人曰く、お葬式に来た事に意義があるそうで
香典なんて気にするなと変な励ましを受けたのでした。

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この記事を書いた人

2001年2月、25歳の時にTJ Prannaraiをタイで操業しました。翻訳、通訳派遣、法律本の出版を行う会社を経営しております。会社経営と同時に2015年より泰日経済技術振興協会でタイ労働法の講師を務めております。2020年3月、日本大学大学院を修了しました。修士論文のテーマは「タイの日系企業における労務施策とその影響」です。

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