昨日の
とちょっと関連があることを思い出しました。
だいぶ前の話になりますが
当社に所属している通訳者Aさんの話です。
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Aさんは視察の通訳として
ある会社に派遣されました。
期間は3日間。
依頼主は
タイ現地法人の佐藤様(仮名)
この日、
日本本社から社長が来て
社長、佐藤様、Aさんの3人で
バンコク市内のスーパーへ行きました。
日本から来た社長は
タイの人の嗜好が知りたい
現地の価格水準を知るには
市場や現地のスーパーを見るのが良い
という要望があり
そこでスーパーめぐりをします。
社長:
「佐藤さん、これはなんと言う商品なの?
何に使うの?」
佐藤さん:
「いや、僕はタイ語は読めませんので…」
社長:
「じゃ、Aさん、これはなんと言う商品なの?
何に使うの?」
Aさん:
「これは、○○という商品です。
○○という料理に使われますね。
家庭で一般的に食べられていますよ」
社長:
「ほぉ~。じゃ、これは?」
こんなやり取りが続きます。
3日後…
Aさんから当社にこんな業務報告がありました。
お客様が大変満足されて、
お帰りになりました~。
そして、上記の様なやり取りがあったと
報告してくれました。
電話口の声は明るく
とっても良い仕事だったんだ・・・
と雰囲気が伝わりました。
・・・で、
佐藤さんへお礼の電話をしたところ
今回の通訳!
まったく良くなかった!
余計なことばっかりして、
恥をかかされた!
と・・・
再度、Aさんに連絡したところ…
実は、最終日に
社長が佐藤さんにこう言ったんです。
『佐藤、君、タイに1年以上もいるのに
何も知らないんだな?
タイ語学校にも行っただろ?
もっと現地のことを知る努力をしないと
タイに駐在する意味ないよ・・・』
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Aさんはこれを聞いたとき
正直、
まずいな・・・
と思ったそうです。
目の前に相手はいるので
答えないわけにはいかないし…
社長から感謝はされたけど
結果論として、
依頼主である佐藤さんの気分を害したのは
まずかった…
と。
昨日「サービス精神」の話題を書きましたが
この話しを思い出したときに
簡単に言うと、
バランス…?
加減…?
人が絡むことだから
難しいな~ と。
Aさんには
人が10人いたら
10人とも反応が違うのは当たり前なので…
社長が喜んでくれたのは
良かったのでは?
依頼主は佐藤さんだけど
視察をしたのは社長だから…
と伝えたことを
ふと思い出しました。
何かのご参考になれば幸いです。
タイは本日から3連休となります。
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